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2011.06.06 Monday

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2009.08.15 Saturday

Mt.FUJI2009

「富士山に 一度も登らぬ馬鹿 三度登る馬鹿」

という言葉があるらしい。
その心は、

日本一の山に一度も登らないなんて馬鹿、
しかし、飽きずに3度も登るのも馬鹿。 ということなのか、それとも、

2度登っても登頂できずに3度目に挑戦する羽目になるなんて馬鹿。 ということなのか。

定かでない。


私の今回は2度目。
早朝7時、新宿駅を出発。


お盆休みの最盛期ということもあって、大盛況の五合目。 外国の人も多い。

私よりも若くかわいい女性山岳ガイドさんに導かれ、12時頃に五合目を出発。


前回は夕方から登り始めたから、ずっと暗く、周りの景色も見えなかった。
なので、昼間から登る富士山が新鮮。 登山道の全貌を、はじめて知った。

当たり前だが、昼間だと景色が見える。
自分が来た道、行く道が見え、登るほどに景色が変化していくということが、山を登るときにどれほど重要かということも、今さらながら認識。
前後まったく見えずに、ただ闇雲に足を運ぶだけだった前回の自分たちが、とても気の毒に感じた。
ペースもめちゃくちゃで、後半は完全に高山病になり意識朦朧だったし、勉強不足で富士山に挑むのは本当に危険な行為と知る。 よく生きて帰ってこれたな自分。

ガイドさんも要所要所で富士山についてのあれこれを説明してくれる。
(彼女は信じられないくらいタフ。 ツアーの列を前後行ったりきたりしながら、終始大声を張り上げる。 聞けば、1シーズンに30回くらいは登り、通算100回くらい登ってるとのこと)


登山者が途切れることなく続いている登山道。

ガイドさん先導のもと、ゆっくりペースで20分に1回程度休憩も取りながら登っているせいか、
前回の苦しさは何だったのかと思うほど、今回は体が楽。
なんて無謀だったんだろう、7年前の自分たち。 と友人と言い合う。
(五合目から一気に山頂まで行くなんて、よほど体力に自信がある人でない限り無理)


今回、なんといっても天気には恵まれた。 最高。
一度も雨に降られず、風も穏やか。
夜は満点の星空に、流れ星を見た。 きれいだった。

16時頃山小屋に到着し、カレーの夕食。
そして寝袋に入るも、案の定一睡もできず。
高山病の症状なのか、ちょっと頭痛もあった。
急に高い場所に行くため内臓が膨らんだような感じになり、山小屋の番頭さんのような富士山のベテランでも、シーズンの最初に登ったときは寝付けないことがあるらしいから、眠れないのはフツーです、 とガイドさん。
眠れなくても体は休んでるから大丈夫、とのこと。
23時頃、山小屋出発。 あまり寒くはなかった。

本八合目から頂上までは超大渋滞。 休憩場所を確保するのも難しいほど。
高度3000メートル以上の岩場に、真夜中、人が芋荒い状態でよじ登っている。
というのも、冷静に想像してみるとシュール。

そして登頂。

山頂はどこもかしこも満員電車の中のような様相で、全貌すら掴めず。
神社でお守りも買いたかったけど、一度通り過ぎたらそこまで戻ることは不可能だった。
(あまりの混雑で殺伐としているなか、人を押しのけ、押しのけられながらお守りを買うというのも何かな、とも思い)

ここは、日本一高く、そして日本一混んでる山だ。


そして日の出の時刻、残念ながら山頂は雲がかってしまい、ご来光は拝めず。

結局、神社にも行かず火口も見ず、山頂ラーメンも食べず、トイレの列に並んだものの時間切れで用を足すこともできずに、下山の途に。
山頂の滞在時間およそ30分。 あまりに慌しく、実感がないまま。

下り始めて少ししたら、朝焼けが見られた。

雲海に金色の光。

とても美しかった。  ここは異界。


あとはひたすら下るのみ。 永遠に終わらないかと思えるような、九十九折の滑りやすい砂利道。

ガイドさんも何回登っても下山はつらいというが、ほんとうに悪夢のようにきつかった。
まさに、行きはヨイヨイ帰りはツライ。

11時頃、無事下山。

ガイドさん、この後すぐに次のツアーの引率で八合目に向けて出発するという。
一同驚愕。


ああでも、登頂できたことがじんわりと嬉しい。
清々しい達成感と、感動。

ここのところいろいろとあんまりパッとしない感じだったので、なんだか久々に上がった。


でも、登頂したことで、目標を見失ったような一抹の寂しさも覚える。

富士山はちょっと特殊な体験で、一種の通過儀礼だったと思う。
また登ることがあるかわからないけど、自分にとっては、富士山はいわゆる趣味的な登山とは、やっぱりカテゴリーが違うような気がする。
聖地巡礼というと大げさすぎるけど、それに似た何か。


まあ、他にたいした登山経験があるわけではないけど。
山は、これからもぼちぼち続けたい。
とりあえず次なる山、決めねば。
2008.03.02 Sunday

湖畔にて

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JUGEMテーマ:旅行

湯に浸かりに一泊の旅。
それ以外には何にもしない、をしに。

ガラガラのグリーン車にゆったり揺られ(JRのんびり小町プラン)、午前中から缶ビール片手に夢中でしゃべっているうちにあっという間に上諏訪駅に到着。
蕎麦でお昼。
たらたら歩いて宿に着き、ちょっと湖畔を散歩して、部屋に戻って湖の向こうに沈む夕日と、その光に照らされてピンク色を帯びる凍結した湖面を鑑賞してから、いざお風呂へ。
温泉を存分に堪能してから、部屋で夕食。
ビール中瓶とワインを1本ずつ、3人で空けて、話題はあっちへ飛びこっちへ飛びしながらも尽きることはない。
ちょうど、出会ってから丸10年になるメンバー3人で。一人は来週入籍する、というタイミング。
感慨深すぎる。
思えば遠くまで来たもので、全然変わらないなと思う瞬間もあるけど、それはやっぱり錯覚で、どうしようもなく時は流れている。ということを、実はひっそりと感じて切なくなったりもする。
11時前には寝てしまい、熟睡して、翌朝は早起きして朝風呂。
昼過ぎに新宿に着いて、お昼を食べながらまだまだしゃべる。
本当に、よくしゃべった2日間だった。


分からないなら、分からないなりに、進むしかないこの人生。
立ち止まって考えあぐねているだけでも、時間は同じスピードで過ぎ去ってしまうから。
それにしても、
今日の、湯気が立ち込めて1m先さえ見えず、ただ浴槽の水面に朝日が乱反射していた朝風呂のように、先行きが曖昧模糊な自分。
それでもまあ。
50歳くらいになったときに、「まあこんなもんかな」と納得できれば。それくらいで良い。

とにかく、今週はいろいろとバトルがありそうです(会社で)。
2008.02.11 Monday

美ら海

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JUGEMテーマ:旅行


結婚式の翌日は、レンタカーを借りて北部へ。
美ら海水族館を目指す。

思えば6年前、車の免許取りたてで、無謀にもレンタカーで本当一周をした。
あれで一気に運転度胸がついたんだろうけど、晴れてゴールド免許を取得した今、よくやったもんだと思う。
まずここでは、左が走行車線で右が追い越し車線だっていうルールが通らない。
右側をゆっくり(やたらと左車線に寄り気味に)走る沖縄ドライバーの軽自動車を、左車線からぐんぐん追い抜いていくレンタカー。
そして、とにかくウィンカーを出さないというのにも辟易。
まあ、それ以外の煽り運転とか無理な割り込みといったことはなかったけど。


滞在中、米兵の14歳少女に対する暴行事件が起きた。
ニュースにならない事件の数はどれほどあるのか。
福田総理の飄々とした物言いは、そういうキャラ作りなのか、本当にその言いようのままの認識、感想しか持ち得ないのか、よくわからない。
58号線を走りながら、延々と続く基地のフェンスを見た。
きれいに整えられた芝を刈っているのは、沖縄の人なんだろう。
2008.02.10 Sunday

再来

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JUGEMテーマ:旅行


妹の結婚式に出席するため、家族、親戚が大挙して那覇入り。

田舎から始発で来るチームは、JRが信号故障で止まって1時間以上も遅れ、飛行機には当然間に合わず、幸い空席があった別便に振り替えたり、また別の方面から来るチームは新幹線のチケットを忘れて再発行の手続きでドタバタしたり、乗った飛行機がまた1時間近く遅れたりと、まあ最終的には全員無事沖縄に上陸出来たから良かったけど、何が起こるかわからない(少なくともJRは信用できない)、という結論。
飛行機に乗る前からぐったり。

今年の沖縄は天候がおかしいらしく、年明けからほとんど晴れた日がないらしい。
タクシーの運転手さんは、「本当に寒い」と皆言う。
9月から那覇在住の妹も、「本当に寒い」と言っている。といっても15度くらいはあるんだけど、思ったより本当に肌寒い。風も強いし、雨も降ったりやんだりで。


結婚式は、チャペル。
披露宴はホテルの最上階の宴会場。出席者160名。沖縄だと200人以上の披露宴はザラなので、それでも小ぢんまり、の範疇らしいが。でも半分以上の人が本土から来てくれたということなので、2人とも人徳者なのねー。と感心した。
びっくりしたのは、沖縄式では、親族が前列に座るという点。そして、最後は全員で踊るところ。
宴は、素晴らしかった。ベタで、熱くて、心温まる。祝辞はユーモアに溢れ、余興は2人への友情に溢れ、楽しく。
男子の友情って良いね。大人になっても、集まればまんま中学生で。

2007.10.21 Sunday

チャージ

VFSH0350.JPG4時起き。朝というよりまだ夜中。そして、寒い。
しかし、我ながら感心するほどに潔く起き、スピーディーに準備をし、5時に出発。

ちょっと寒めの晩秋くらいなつもりで来たら、東京の真冬よりも寒かった。
真っ暗な上に、車のフロントガラスから窓ガラスまでびっちりと結露し、どうやっても消えず、曇っては手で拭いて、拭いた部分から覗き込むように運転するという、命の縮むような思いをしたドライブだった。(時間が早すぎて電話で親に結露の対処法を聞くわけにもいかず)
緊張でぐったりしながらも、沢渡に着く頃、ようやく明るくなり、6時過ぎのシャトルバスで上高地へ。

山の上はさらに寒い。
河童橋から望むアルプスは、雪で真っ白。
水は薄く凍ってるし、遊歩道には雪みたいな霜が積もっている。
しかし空はどこまでも真っ青で、その中をカラマツの黄色い葉っぱが降るさまは、ほんとうに素晴らしい。
バスの運転手さんが言うには、今年はあまりに夏が暑すぎて紅葉がきれいじゃない、ということだが、それでも、濁った都会から比べれば目の覚めるような世界。
木の葉が降る音が森の中に響いていた。
そして、明神池は、変わらずそこにあった。
紅葉する山と青い空を鏡のようにくっきりと映して、水が中心から外側に向かって静かに波打つと、水に映る像がカーテンみたいに揺れる。
一年分のチャージ。

今回、本当に一番良かったのは、とにかく天気が最高だったこと。雲ひとつなく、空気は澄んで、何もかもクリアに見えた。
ここのところ、旅行でも出張でも天気に恵まれず、自分は晴れ女、という思い込みを捨てざるを得なかったが、ここでこれだけ晴れてくれたのなら。感謝感激。
そう、本当に気持ちが良かった。
だからそのときは気分もハイになっていて気付かなかったけど、帰る道すがら徐々に体調がおかしくなっていき、家に着いたら熱が出てた。
寝不足と、疲れが溜まったところに、急に真冬の寒さに当たったせいだろか。

まあとにかく。熱が出ようと腹を下そうと、今日一日素晴らしい天気に恵まれて、心のパワースポットに行くことが出来たから、あとはもうどうでも。
2006.12.17 Sunday

Hotel T POINT

20061217_238468.JPG大阪2日目の朝は、なんともいえない夢で目覚めた。何の暗示か。

父親と2人で車に乗っていて、車内の雰囲気は重い。口論の後の気まずさが漂っている感じ。私は助手席に座っていて、父親はぶすっとして荒い運転をしている。スピードが出ていて、私はちょっとぼうっとしていたが、前の車との車間距離がぐんぐん縮まっていく。
そして、あっという間もなく、私たちの車が前の車をぶちっと轢き潰してしまう。乗っていた車は普通のセダンのはずだけど、なぜか前の車を轢いたときは、多分猫か犬を轢いたくらいの軽い感触(轢いたことはないけど)。父親はなぜか気付いていないようで、車を止めない。
私はおずおずと、「ねえ、今、前を走っていた車を轢いたと思うんだけど」と口に出す。父親は、「うすうすそんな気がしていたけどやっぱりそうか」という感じの鈍い反応で、苛々した感じの口調で、「何で轢く前に教えないんだ」というようなことを言った。それでも車は引き返すこともなく、走り続け、私は父親の言葉にただただ傷つきうつむいてしまう。

いやな夢だった。起きてしばらくたっても後味の悪さが残るような。

まあそれはさておき、この日は朝から神戸に行く。
東梅田の駅のコインロッカーに荷物を預け、JRで三ノ宮へ。とても近くてびっくり。
震災の痕跡は何も見受けられなかった。
全体的にまとめると、函館と横浜の間の函館寄り。あくまでも、一回行ったきりの私の個人的な勝手な印象ですが。
神戸に着くと、まずは生田神社へ。最近話題の。願うは良縁。
地下鉄で新神戸まで行き、異人館街へ。もうちょっとしっとりした趣のある場所かと思いきや、趣があまりあるとはいえないテイストに観光地化されていて、期待はずれ。
こういう味付けをしないほうがいいのになあーと思うことしきりだった。
入館料を出す気がまったくせず、結局一軒も内部は見なかった。
トアロードを下り、北野工房のまちとかいう、小学校を改装したお土産スポットに寄る。
ここも、「なんだかなあ」という感じ。
そのままずんずん歩いて、三宮を過ぎ、旧居留地へ。点灯前のルミナリエを見る。
すごかったのは南京街。横浜の中華街よりもだいぶ規模は小さくてメインストリート一本の間に満員電車のように人がひしめき、両脇には屋台が並び、そして半分以上の人間が何かを食べて、食べながら移動しているという。しかも麺類が大人気で、たくさんの人がスチロールの器を持って麺をすすっている。もう行儀作法も何も無い。誰かが食べている何かが自分に当たりそうでこわいこわい。
南京街を抜けたところで疲れてしまい、ちょうど目の前にあったカフェに入り、ガイドブックにも載っている、丸い、とろけさせたチーズがのったスポンジケーキを食べる。
そして、神戸駅から三ノ宮まで、高架下の商店街を歩いて戻った。
神戸は靴の町、といつか聞いたことがあったけど、会社用に履き潰してもいいような5000円くらいの靴を買う。
三ノ宮に戻る道すがら、反対にルミナリエ会場を目指す人の大群に四苦八苦。
なぜか私はここにきて、全く興味が失せてしまった。映像であまりにも見すぎてしまっているし、きっとイメージの枠は超えるまい。と決めつけて。
そうかもしれないし、見たら感動するほどきれいかもしれないけど、今回のこのタイミングでは、見たいという気持ちはまったく盛り上がらない。疲れてるから?

今夜の宿は、心斎橋駅近くの「ホテル ティーポイント」。会社の人にちらっと聞いたことのある、デザインホテル。
ネットで予約して9000円ちょっとの宿泊料には、いい意味で見合わぬ部屋、アメニティだった。
部屋はデラックスダブル。ドアを開けて、一瞬笑ってしまった。「なんだこれ」と。
広さとベッドの大きさと、インテリアに。まるでニューヨークのB&Bのような部屋。imacまで付いている。冷蔵庫には無料のウェルカムドリンクが、ビール、ミネラルウォーター、りんごジュース。
バストイレは別。バスルームは普通の家みたいに独立したタイプで洗い場もある。しかもテレビ付き、ジェットバス。バスローブ、パジャマ。アメニティも大充実で、フロントに頼めば数種類のブランド化粧品が借りられる。
テンションが上がる部屋だ。絶対に9240円は安い。
小腹がすいたので出かけ、たこ焼きを食べて、さっさと部屋に引きこもる。
泡風呂にしてテレビを見ながらゆっくり浸り、またまた広いベッドを独り占めにして、優雅な気分で熟睡した。

どうして東京にはこういうホテルがないのだろう。
2006.12.16 Saturday

堂島ホテル

20061216_237917.JPGのぞみは早いなあ。
昼過ぎに新大阪に着き、西梅田駅のコインロッカーにでかいバックを預け、「はじめての大阪なのに日帰りなんです」風に、いつもの仕事バッグだけを持ってクライアントとの打ち合わせ。JR大阪駅のあたりは普通にビジネス街で、イメージの中の大阪とはまったく違った。歩いている人もビジネスマンばかり。
打ち合わせは3時くらいには終わり、現地集合した会社の人は別の仕事で奈良へ行くというので解散。歩いて今夜の宿、堂島ホテルへ。

白とダークブラウンで統一されたシックなインテリア。スタンダードの部屋なので広さはないけど、落ち着いた居心地のいい部屋。カーペットは深みのあるパープル。壁のスイッチなどもおしゃれ。
普通のホテルにあるようなルームサービスの説明や、いろんなパンフレットや、ちょっとした室内サインなども一切無い。余計なものがなくて、ちょっと外国のホテルのようでもあり。
アメニティーは充実していて、クローゼットにはバスローブはもちろんTシャツ、バスルームには、こんなには使いませんというくらいのタオル、ヘアケア用品などなど。
このバスルームが、かなり理想かもと思った。こんなバスルームの家に住みたいという、まさにそのかたち。
バスルームとベッドルームの間はガラス張り。ベッドは広々ダブル。
これは外をふらふらするより部屋で寛ぎたいと思ってしまう。

でも、せっかくなので散策へ。
パリのシテ島のような川中の市庁舎を横目に、大阪キタを歩いてみる。
迷路か?というほど、地下にもぐると方向を見失う。気付くとまったく思いもよらない方にいたりした。地上よりも地下街の方が人が多いのだ。でも、とりたてて何も無い。
地下街の店でネギ焼き(スジ入り)を食べる。
早々に素敵な今夜の寝床に帰り、のんびりした。バスタブにお湯をはってつかる。
大きなベッドを一人で占領し、この上なく豊かな気分で寝入る。
2006.11.04 Saturday

安曇野の秋

松本のおばあちゃんへ、友達ひとり連れて一泊してきた。
最近ここに来ると、「いつか住む」という想定。少なくともその可能性を含む視点で厳しくチェックしている自分に気付く・・・。
都会に疲れたら、どうにもならなくなったら、親が病気になったら、ということでもなく、積極的にこの街に来るという可能性も全く無いわけではない。ということなんだろうなあ。どの程度本気かは自分でもよくわからないけど。
それはさておき、今回のテーマは紅葉と温泉。

3日11時発のスーパーあずさに乗って、新宿から北に向かってどんどん車窓の景色の秋が深まっていくさまは、季節の変化を時間軸で見ているような。
とにかくもう、秋だった。
松本に着くと、天気が良くて日差しが強いのでじんわり汗ばむくらい。中心地は市民祭という盛大なお祭りが開催中で、これまで見たこともないような賑わいと人の多さ。フリマやブラスバンド、ストリートライブ。メインストリートが歩行者天国になって沿道に屋台(これがとても充実していた)が出て、パレードが始まり、ミス松本やらミスなんとかがオープンカーで手を振る。コンセプトはまったくわからないが、とにかく浮かれた感じで楽しい。
これまで何十回と来ているけどこんな盛り上がり様ははじめて見た。頑張ってるなあと思う。
「野麦」でざる蕎麦。売り切れると店じまいをする、12席だけの小ぢんまりとした店。ちょっとだけ並んだ。
店内に勢いよく何か揚げる音とごま油の臭いが漂ってきて、店員さんが、臭いを逃がすために入り口の引き戸を申し訳なさそうに数センチ開ける。メニューはざる蕎麦しかないのに何でかなと思ったら、隣のラーメン屋からだった。
香りが命な蕎麦なのに大変だなあと、これまた見たこともない細さの繊細な蕎麦を食しながら思う。蕎麦湯も美味しかった。
ジェラートを買ってお城を眺めながら食べる。
ばっちり紅葉の見頃に当たった。そういえばこの時期に来たのははじめてかもしれない。記憶の中にあるのは冬枯れか真夏の青々とした緑に包まれたお城。それか桜の時期。
お堀には白鳥も来ていた。
お城を通り抜けて、ひとまず家へ行き、一息ついてから車で美ヶ原温泉へ。
300円で入れる共同湯を見つけて入る。来てたのはほとんど地元の人みたいだった。
とろみのあるお湯。
家に戻って車を置いて、食事に出かける。店を探しながら宛てもなく街中を歩いていると、昼間のお祭り騒ぎが嘘のように、静か。祭りの後の余韻すらない。きれいさっぱりだ。
駅近くの「らくら」という店に入る。安曇野ピルスナーという地ビールはさっぱりした飲み口。発泡酒かというくらい軽い。料理は値段の割に盛がよく、3品も頼んだら二人でお腹一杯になった。ものすごい飲みやすいドイツの白ワインのハーフボトルを空ける。
いい気分で帰り着き、10時過ぎには寝てしまう。なんてヘルシーなんだろう。

翌日の今日は8時半くらいに起きて、おばあちゃんと3人でしっかり朝ごはん。
おばあちゃんを途中まで乗せて降ろしてから、安曇野方面に出かける予定だった。
ところがここでケチがつく。なぜか車のサイドブレーキが下ろせない。昨日は問題なく走って停めたのに、何回試してもダメで、原因もさっぱりわからず、ひとしきり唸っていたが、「こんなとこでいつまで考えてても時間がもったいないよ。私はバスで行くから大丈夫」とおばあちゃんがいい、諦めてレンタカーを借りることにする。
結果的にはナビが付いてるレンタカーの方が、このあたりの地理に疎い私には良かったんだけど。

まずは「大王わさび農場」。小さい頃に一回だけ行ったことがあるけど、ほとんど記憶にはない。
思っていたよりずっと広くて驚く。行く筋もの川のようなわさび畑。それを縫うように観光客が歩く歩道が作られている。鮮やかな紅葉の中で、澄んだ水が流れている中に青々と緑のわさび。心洗われる。わさびソフトは美味しい。
20061104_212707.JPG
風車小屋は、黒澤明監督映画のロケに使われたもの。この農場は入場料は取らないし駐車料金もとらないのに、トイレはきれいで園内も手入れが行き届いている。お土産(見上げた開発魂。わさびマヨネーズわさびふりかけわさびカステラわさび海苔わさびえびせんetc.etc..)や食事で観光客が落としていくお金だけでここまで賄えるものかなーと思っていたら、ここでとれるわさび、大きいのは一本1500円もするのだった。
20061104_212705.JPG
穂高有明の別荘地の中にある「野花」というレストランで昼食。1000円とは思えないボリュームと丁寧な料理。直前に引いた豆で淹れたコーヒーと、サービスのケーキ。そしてここの女主人(多分)の佇まいの上品さ。こんな年の取り方をしたいものだと思いました。
あたりの雑木林の紅葉が、それはもう見事だった。
南下して、「ファインビュー室山」へ。すごいS字を昇った小高い山の頂上にある眺望自慢の温泉。大人500円。
入り口を入ったロビーの大開口からの眺めがすごかった。松本平を一望できる。
お風呂は思ったほど大きくはないけど、露天からの眺めは気持ちよい。お湯は昨日の美ヶ原温泉と同じようなとろ湯。
夕方の少し引き締まった空気が、風呂上りには心地よい。

夕日を背に、昇ったばかりの白い月に向かって車を走らせ、家に寄って荷物をとってから駅へ。
おばあちゃんが持たせてくれた玄米1キロと南瓜3個、カリン2個がずしり。
あずさの指定席を取ってから駅ビルの中でおやきを食べ、お茶して、お土産をちら見して、車内へ。キリンの350缶で乾杯。
今年最初の秋を満喫した。
明日がもう1日休みっていうのが、とても嬉しい。
2006.09.03 Sunday

神降地

20060903_168363.JPG早朝6時過ぎにこっちに住んでる従姉妹が車で迎えに来てくれて、姉妹(私+妹)+従姉妹の3人で、約束の地へ。あんまり寝てないが眠気を感じないほど、楽しみで興奮していた。
まだ県外ナンバーの車も観光バスもいないガラガラの道をひた走り、まずは沢渡という場所まで。上高地はマイカー規制されているので、ここで車を置いて、バスに乗り換えていくことになっている。30分ほどで上高地バスターミナルに到着。バスは往復1800円。4人以上ならタクシーでもお得。
標高が上がるほどに気温が下がり、上高地の気温は12℃ほど。
バスを降りたらきりっと涼しく、そして空気がものすごく美味しい。あまりに綺麗な空気だから、違いがわかるのだ。普段御徒町あたりで吸っている空気とはまるで違う味。
天気も素晴らしく、河童橋からの山の景色もくっきりと鮮やかに映える。
河童橋を渡ったところの店で揚げたてのコロッケを買い、腹ごしらえをする。目指すは明神池。約一時間強の道のり。
20060903_168364.JPG
道すがら、下山してくる登山客と擦れ違う。登山帰りというのに、元気にサクサク歩いていてすごい。
そしてみんな礼儀正しく感じよく、気持ちのいい挨拶を交わす。それはもちろんマナーだからということもあるのだけど、その根底には、これだけ力強い自然の中を歩いていると、人間に会うとほっとして嬉しいからなんじゃないかなあとふと思った。私はそんな気がしたので。しばらく他の人影がなく3人だけで歩いていて、たまに向こうから人が現れると、ほっとして、自然と声を掛けたくなる。

明神池までの道はところどころきつい勾配もあるけど、景色がくるくる変わり、綺麗なポイントがたくさんあって楽しい。
雄大な北アルプスを背にした、湿地帯や渓流、森林。途中の湿地帯では野生の猿に遭遇。親子で水浴びをしていた。いいもの見たねーと言い合う。

そして、明神池。
パワースポット。
早い時間だったのでまだ人も少なく、静寂が保たれている。
何といったらいいか、とにかく神秘的で、不思議な場所だった。
言葉では語り尽くせない、写真では到底伝わらない。
水の色がとか透明度がどうだとか、そういうレベルで図れる感動ではないのです。
静かな水面の波紋だけを延々見ていられる。
二之池の浮島の、自然の成せる完璧な造形美をいつまでも眺めていられる。
見つめていながら何も思えず、思考の中に言葉が浮かばない。
ただ何かが迫ってきて、涙だけ出そうになる。
この場所を独り占めしたいと思った。

心を鷲づかみに揺さぶられたような、静かに洗い流されたような、不思議な状態だった。

その後、明神池の近くで岩魚の塩焼き1匹を分け合う。
囲炉裏で炭火焼をした岩魚は骨まで食べられ、美味しい。
そうしているうちに続々と人が増えてきて、頑張って早起きして本当に良かったと思った。あれ以上の人の多さの中では、また違った印象になっただろうから。

明神館で折り返し。
来た道とは梓川を挟んで対岸のルートを戻る。行きよりもだいぶまっすぐで平坦な道だったから、同じ距離でも20分くらい短い時間で河童橋まで戻れた。しかし景色も平坦だったので、体力のある往路にきついけど景色が多様なルートを選んで正解だった。ここでも親子猿に遭遇。
一応野生動物に餌を与えたりすることは禁止されているのだけど、このあたりの鴨や猿は人をまったく恐がらないし、慣れている。

河童橋に着いて、五千尺ホテルの喫茶室でケーキと、売店で野沢菜のおやきを買って食べた。
まだお昼過ぎという時間帯だけど、ここへ来てどっと疲れ、大正池まで歩くことは断念し、途中の帝国ホテルまで。ウェストン卿のレリーフも一応確認。
帝国ホテルは思ったよりも小ぢんまりとしたロッジ風。
ここの喫茶室のケーキも美味しそうだった。
帝国ホテル前バス停から下りのバスに乗り、沢渡へ。
今日は団体の観光客がものすごく多く、しかし道は狭くてバス同士が擦れ違えないので、上高地バスターミナルまで団体さんを迎えに行く上りの観光バスがひとしきり行過ぎてから、やっと下りのバスが一気に降りてくる。結局30分くらい待って、やっと来たバスもいっぱいだったが、何とか補助席に座れた。
それにしても、帰りの車があの観光バスの一団が下ってくるのとバッティングしたら大変だった。

ところで山にはデトックス効果が確かにあると思う。
精神的にはもちろんのこと(まさに命の洗濯)、歩くことによる腸の活発化も一要因だろうけど、とにかく出るんです。
途中の公衆トイレに欠かさず入っているのに、すぐにまた行きたくなる。
これは、山のきれいな澄んだ空気を吸い込んで運動することで、体の毒素が押し出されるんじゃないかと思う。きっと。
2006.08.27 Sunday

ハイトゥエンティーズ

今朝の果物:スイカ、オレンジ

八月最後の週末に、大学のサークル仲間10人で南房総へ一泊。
ちょうど、学生時代にサークルの合宿で来た辺り。
あれからかれこれもう8年か・・・と思うにつけ、信じられないの一言に尽きる。
浜辺で本気でサッカーやったりバレーやったりしてるけどみんな20代後半だよ!四捨五入したら30歳だよ。
・・・それにしては誰も結婚してないし子供もいないし大半が現在相手無し。だけど年だけはしっかりと取っていて、誰もオールはしないし、吐くまで飲んだりもしない。
そこだけは大人になってしまったね。
そしてメンバーの半分くらいが、明日の月曜はしっかり休みをとっているあたり。
ええ、私も。
明日は寝坊して映画でも見に行きます。

房総は日差しは痛いほどだったけど、夕方や朝はとても涼しくて、秋を思わせる。
海はもうクラゲだらけで泳げない。
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