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2011.06.06 Monday

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2006.05.07 Sunday

金沢旅行3日目

最終日の朝は雨。
連休も最終日となると、観光客が街からぐんと減る。
この日は、金沢21世紀美術館と兼六園に目的を絞っていた。
8時起床、ビュッフェで朝食をとり、ホテルのコインロッカーに荷物を入れて、まずは美術館へ。

展示はコレクション展のほかに、企画展で「人間は自由なんだから─ゲント現代美術館コレクションより」を開催中。
でも今回はどちらかというと、展示よりも、完成時はかなり話題になったSANAAが手掛けた美術館そのものを見たかった。

旧県庁や金沢市庁舎の並びに、突如として現れる白い丸い物体。
こんな街の中心地にあるとは意外だった。
周囲との間に垣根や塀などがないのが良い。
街と美術館の間にあるのはきれいな新緑の芝生。
相当大胆で奇抜な造形だと思っていたが、思ったよりもどぎつさ、とか違和感とか、街から浮き上がってしまっているような、不調和な感じがせず、
意外なほどにしっくりと、そこに在る感じがした。
そして、雑誌なんかで見ていた印象よりも、スケール感のある建築だった。
20060507_89961.JPG
それは内部に入るとより強く感じられて、天井の高さ、抜け感、光の入る具合の作用で、真っ白い大空間が気持ちいい。
丸いかたちはインパクトがあるけれど、白、光、ガラス、といった要素で構成された内部空間は、シンプルですっと突き抜けた感じがあって、居心地がよい。
そのバランスがちょうど良いと感じた。
Nはこんな家に住みたいとしきりに言う。
そういえば、SANAAの西沢立衛が最近手掛けた「森山邸」は、まさにこの美術館みたいな家だ。

ランチは、美術館内にあるカフェで。
1980円で、前菜がビュッフェおかわり自由、メインにパスタかご飯もの、2種類から選べるデザートとコーヒー、という内容。
ビュッフェの種類は豊富で素材もちゃんとしたものを使っていると思われるし、デザートも申し訳みたいなのじゃなく単品でも出せるようなしっかりしたもの(ベリーのパフェor抹茶のエクレア)が出た。
これで1980円なら安い。

兼六園は、美術館のはす向かいの真弓門から入る。
霧雨が降ったりやんだりするくらいの湿り気のある天気は、苔生すこの場所には合っている。
マイナスイオンを浴びに浴びながら手入れの行き届いた庭園を散策していると、心の底のほうから潤ってくる。
雨に濡れた新緑がきれいだ。

最後に、ガイドブックに載っていた片町のレトロ喫茶店を目指して地図の場所に行ってみるが、店は見当たらず、多分ここなんだけどという場所には薄っぺらいプレハブが建っている。
潰れちゃったんだね、と残念がるも、気を取り直して長町に行き、九谷焼の店に併設されているカフェで、お抹茶とお菓子のセットでお茶。
サンルームのような土間に窓に面して設えたカウンター席からは、小ぢんまりとした感じのいい苔生す中庭が眺められるようになっており、いいねえこんな家、と言い合う。
芝生もいいが、苔も捨てがたい。
庭を見ながら朝食を食べ、書き物をしたり、本を読んだり、人を招いたらお茶したり。でもそんな素敵な家を手に入れたらきっと家が好きになりすぎて外に出なくなっちゃうね、とも言える。
その店で、九谷焼の湯呑を二つ購入。

思ったよりも金沢は見所がたくさんあって、見てない所、行けなかった所が多すぎて、後ろ髪を引かれつつ駅へ。
お土産を買い足し、車内で食べる用に鱒ずしのおにぎりと柿の葉寿司(鯛)、生麩まんじゅう(こしあん)を購入。
明日から会社、という事実に一ミリもリアリティを感じられないままに、
帰途につく。
まあでも、急に決めて計画性ゼロで来たわりには、かなり盛りだくさんに充実した内容になったんじゃないかと思う。
ちょっとは旅慣れてきたっていうことかな。
ああ、でも。今年のゴールデンウィークが終わってしまった。
2006.05.07 Sunday

金沢旅行2日目

この日は能登観光。天気は晴れときどき曇り。
7時起床でホテル本館のフレンチレストランでコンチネンタルな優雅な朝食後、駅レンタカーへ。
今回の私たちの足は、黄色いマーチ。

市内を抜けて有料道路をぐんぐん走り、日本海が見えてきたところで旅気分も一気に高揚してくる。
日本海を見るのは久しぶり。
千里浜なぎさドライブウェイという日本唯一の砂浜道路は、特殊な道路なので何かあっても保険はきかないとレンタカーのおじさんに釘を刺されたので、残念ながらスルー。

能登の町並みは、また独特ないい風情。
黒い屋根瓦に、風合いのある板張りの外壁の民家が並ぶ。
どこもかしこも絵になる景色だ。
こういう統一感のある町並みというのは特に都会では見られないので、とても新鮮だった。

能登金剛の巌門へ。
断崖につくられた階段をがしがし降りていくと、日本海の荒波が数千年をかけて穿ったという大きな洞門を、くぐって抜けられるようになっている。
そこからさらに行ったところにあるヤセの断崖は、松本清張の「ゼロの焦点」の舞台になったとかで、松本清張の石碑があった。
海面からの高さが50m以上もある断崖で、そこへ向かう道すがら、お約束の自殺を思いとどまらせる川柳が畳み掛けます。
一応柵は立ってあるけど、みんな当たり前のように飛び越えて、断崖絶壁の際まで行かずにはいられない。
まさに、2時間サスペンスドラマの世界。
だいたいこういう崖の上で、真犯人と主人公が対決する。
20060506_88709.JPG
このあたりの観光スポットは、断崖絶壁だったり足場の悪い岩場や急な階段だったりと、だいたい危険がつきものだ。
ちょっと足を滑らせると、打ち所によっては命に関わるだろうと想像できるような。
割と自然の形状を大切にしているというか、おおらかさ、というのか、前提として観光客の自己責任に委ねられているな、という印象。
足腰が弱いとつらいし、小さい子供を連れてたら危なっかしくて大変だ。

昼過ぎ、輪島に到着。
わいち通りの店で食べた海鮮丼は、この旅イチ美味しかった。
1500円。
20060507_89959.JPG
輪島の漆器を何かひとつ欲しかったのだけど、いいものはどれも高い。
手ごろな値段のものは、やはり照りが物足りない。
なかなかちょうどいいものに巡りあえず、買うのは食べるものばかり。
輪島銘菓といわれる有名な、柚子をくり抜いた丸ゆべしを購入。

輪島を出て、能登で一番見たかった景勝地、千枚田へ。
山と日本海の狭間の大きな棚田。
この設定は、確かになかなかお目にかかれないだろうと思う。
外国からの観光客には間違いなく大受けするであろう眺めだ。
ここまで来たらせっかくだから、と棚田の間をぬって波打ち際まで降りていき、下からも眺めてみる。が、棚田は下から見てもよくわからない。
遠くから見てこその全体的な構成美なのだった。
そして登りは辛い急傾斜。
二人してゼイゼイいいながら、気付けば結構な時間になっていた。
七尾経由で金沢に戻る。

昨日もらったタダ券を無駄にはすまい。と、夕飯前にケーキとコーヒーを食すという暴挙に出る私たち。
すきっ腹にモンブランが染み渡る。
デザートを先に食べてしまった後で、夕食は何となく食べたくなってもんじゃ焼きとお好み焼き。
カウンター席でお店の人に焼いてもらったのだが、ものすごく丁寧に焼いてくれるのにびっくり。
もんじゃは最初に具を鉄板の上で丁寧に刻んで痛め、小さめの土手をきれいな円形につくり、生地を流しこむ。
お好み焼きに至っては、直径12cmくらいで高さが5cmくらいのこれまた美しい円形を成型し、蓋をして両面とも蒸し焼きに。
ケーキのようなお好み焼きが完成する。
なんとも金沢らしいスタイルを堪能した。
2006.05.06 Saturday

金沢旅行1日目

G.W.後半は、思い立ってぎりぎりに決めた二泊三日の金沢旅行へ、一つ年下の友達Nと。
小さい頃に家族旅行で行ったのだが、記憶がまったくないので、実質的には初めての地。
個人的には一番の目当ては金沢21世紀美術館。
Japanese Beauty ホクリク
っていう、JRのキャンペーンに引かれたっていうのも正直あるけど。

出発は5時半起床で。
金沢へは、大宮から上越新幹線で一駅の越後湯沢まで行き、そこから特急「はくたか」で2時間半くらい。
思ったより近い。
まだ根雪の残る景色や遠くの山脈を眺めながら、まだ桜が盛りだなあ、と車窓からお花見したり、寝たり起きたりしているうちに着いてしまう。
(金沢駅が立派でびっくり。そしてつくりが単純明快。観光名所の駅とはかくあるべき。金沢については、駅に限らず、バスのシステムなどにしても、観光客に対してサービスが行き届いているなと思った。街のサイズがほどほどでちょうど良いということもあると思うけど、いろいろと観光しやすいようになっている。バスの路線もわかりやすく、バス停には電光掲示板があって、路線ごとにバスが近づいてくると知らせてくれる。1日500円で乗り放題というのもありがたい。感心しきり)

まずは翌日のレンタカーを予約し、駅内の店でお昼を食べ(刺身定食<竹>1500円)、宿泊する金沢ニューグランドホテルに向かう。
ものすごく低姿勢で感じのいいフロントのお姉さんが、
本館のツインがいっぱいになってしまったので、本館より広めのお部屋が用意できたので、並びにあるアネックスに移ってもらえないでしょうか、
と言うので、別に構いませんよ。と言ったらコーヒーとケーキのタダ券をくれた。
何となく幸先がいいではないか。

この日の金沢は晴天、暑い。日傘大活躍。
今日は市内観光にしよう、ということで、まずは祝日だけど特別営業していた近江町市場へ。そんなに大きくはないけど、活気のある市場。魚たちの美味しそうな姿。
昼時だったので、市場の中の食堂はどこも大行列を成していた。きっとるるぶなんかにばっちり載っているんだろうな。
と横目で見ながら、市場を経由して、泉鏡花記念館、主計茶屋街、ひがし茶屋街へ。
途中の加賀麩の「不宝屋」で買物。
金平糖みたいな色とりどりの麩は、万人の心を躍らせます。
使わずに飾っておいてもいいくらい。
「宝の麩」という、即席吸い物・味噌汁も物欲を刺激する。
種類ごとに形が違うお麩の中に具が数種入っていて、それをお椀に入れて穴を開け、熱湯をかけるというシステム。バラでも買える。
しかし私が買ったのは、すきやき麩。その名のとおり、主にすきやきに入れて食す。自宅と二人のお祖母ちゃんへ。
泉鏡花記念館の向かいにある和菓子文化会館では、大好物の生麩まんじゅう!
柚子餡の生麩まんじゅうを、ベンチで休憩しながら味わう幸せ。

泉鏡花記念館は、バスの1日乗車券を見せると50円割引になって、250円で入れます。
ここは小さいけれど展示は充実してて、250円なら大満足な内容。
ちょうど装丁の特別展をやっていて、昔の本の装丁がとても粋で素敵だった。意外な程にモダンなものも見られる。
昔の本は、作家と画家、装丁家のコラボレーション作品という感じ。
実際、作家と画家の名前が同じ扱いでクレジットされているものもある。
特に鏡花の描く物語は、画家が触発されるようなテーマのものが多いからか、挿絵の気合の入りようはすごい。
見返しや折込頁に、かなり大胆で斬新な構図の絵の数々。カラーのものは色数も多く、相当な手間をかけている。
印刷や製本にしても技術的に大量生産ができないから、本も高級品な時代だ。
鏡花のお母さんが持たせていたという小さい兎の置物は、自分の干支から数えて6つ目の干支のものを持っていると縁起がいい、ということだという。
なるほど、それだと私の場合は、・・・ウシ。

主計茶屋街は静かでしっとりとした雰囲気で、声をひそめてしまうほどだったが、ひがし茶屋街はバリバリ観光スポットで、人も多かった。
ひがし茶屋街内にあるこじんまりとした喫茶で冷たい抹茶ミルクで休憩。
ひがし茶屋街は例外的だけど、金沢は、普通の町並みを見ているだけで飽きない。
気張りすぎず、風情があって、京都ほど新しい建物も多くない。緑も多くて落ち着く。

その後、一度ホテルに戻ってから、武家屋敷が並ぶ長町から、にし茶屋街へ。
長町では、例のJRのキャンペーンポスターにもフューチャーされている飴の老舗「俵屋」で、きなこに目がない私は、「飴ん子」のきなこを購入。
他には抹茶、ごまなどがあった。
にし茶屋街では甘納豆の「かわむら」でお土産を物色。
夕飯は片町の居酒屋で海の幸を中心に、きんきの煮付け(ものすごく美味しい)、カワハギの薄造り、山菜の天麩羅、加賀料理の治武煮(野菜や麩、鶏肉をじぶじぶ煮るから治武煮といい、甘い味付けに山葵を溶いて食べる)などを肴に地酒。幸せ。
お腹がはちきれそうになってホテルに帰り着き、倒れこんで朝まで眠りこけ。
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