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2011.06.06 Monday

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2006.09.27 Wednesday

3日目前編−バリでのサイクリングはお薦めはしません。

バリ3日目の日記。
今日も晴れ。
昨夜立てた今日の計画は、夕方からウルワトゥ寺院でケチャダンス鑑賞ツアーに行くことになっているので、午前中から午後にかけては、自転車を借りてウブド近郊の観光スポット巡りをし、ホテルに戻って時間があったらツアーに出かける前にプールでひと泳ぎしよう、という感じ。
ウブドの中心地から東に数キロいった所にいくつか有名な寺院や遺跡があるので、そのあたりを目指そう、ということになる。
朝食はホテルで、フルーツいろいろ。
大きい里芋みたいな見た目のフルーツがあって、ナイフで剥くと汁気のない白い実。
妹が「梨とパイナップルの中間みたいな味」というので食べてみたけど、あまり得意ではない味だった。なんていうフルーツだったのか、いまだにわからない。

ホテルのすぐ近くで、マウンテンバイクを借りる。一台4万ルピア。ガイドブックに載ってる相場より高いのでちょっとゴネてみるも、「石油が高いから値段が上がってるんだ」と言うので「自転車は関係ないよ」と食い下がるが、結局面倒くさくなって4万払う。
「返すのは何時でもいいよ」とのこと。
サドルの高さを合わせてもらって出発。


自転車のスピード、目線で、ウブドの街中だけではない、郊外のウブドの人々の生活の風景を見たかった。細い路地などにも入っていって、ディテールを観察したかった。「歩き方」にもサイクリングはお薦め、としっかり書いてあったしね。
しかし。実際にやってみないとわからないっていうことはあるなあ、とつくづく思った。
ウブドでのサイクリングについて。

まず、はじめて来たところで、詳しい地図も持たずに、ガイドブックに載っているアバウトな地図だけを頼りに、自転車で回ろうということ自体、無謀であったということがある。地図と方向感覚には自信があったので高をくくっていたが、何度か曲がるポイントを見過ごしてだいぶ走ってしまってから気付いて戻るということがあった。
思っていたよりも遠かったし、かなりアップダウンの激しい道のりだということも、地図ではわからなかった。疲れた。

さらに、ウブドの街中には信号がない。郊外の交通量の多い通りも、ほとんど信号がない。
交通量に関していうと、想像以上に激しかった。車やトラックだけでなく、バイクも多い。車が引っ切り無しに行き交う間を縫うように、バイクが縦横無尽にすり抜けていく。バリにいると見慣れてしまう光景だけど、よく考えてみると危険な状況。よくもまあそんな道を、女二人、自転車で無事に走り抜けられたものだと思う。
途中、私の帽子が風に飛ばされて、道路の真ん中に落ちてしまったことがあって、それを後ろにいた妹が車の一瞬の切れ目に拾ってくれたときは、心底はらはらした。恐かった。

そして、ウブドの道は舗装されているとはいえ、日本の道路のようになめらかで、側道がゆったりととられている、などということは全くない。
舗装が壊れているところはたくさんあるし、穴ぼこだらけ、石やブロックやその他諸々の障害物だらけ。これに気をつけつつ、周りの車やバイクにも注意しながら、後ろに続く妹も気にしながら、はじめての道を目的地を探しながら自転車で走るというのは、かなりの難関だった。独特な疲れ方。消耗した。

しかし何よりもつらかったのは、排気ガス。
ディーゼル規制のないバリ。全車がディーゼルだと思われる。
とにかく鼻の中が真っ黒になるんじゃないかと思うほどの排気ガスから、どうやっても逃れることができないというのは、かなりの苦行だった。
日ごろからエコ志向な妹はしみじみと、「日本だけディーゼル規制しても仕方ない・・・」と言っていた。
髪にも服にも、排気ガスの臭いがべっとり。あの日どれだけの有害物質を吸い込んだかということについては、あまり考えたくない。苦しかった。

とにかく命がけだったので、途中、美しい田園を望むスポットもあったけど、ゆっくりと眺める余裕もなく。
交通量の少ない田舎道ならいいと思うけど、交通量の多い道路を自転車で走るというのは、レジャーとして楽しむにはあまりにも危険かつ厳しい。というのが、実感。
なので、郊外の観光スポットには車で行くことをお薦めしたい。もしくは、バイク。

結局、行ったのはゴア・ガジャという遺跡一箇所のみ。ウブドから約5km東とあるが、ここまで来るだけで、1時間近くかかり、さらにその先の寺院や遺跡まで行く気力は、二人とも無かったため。
観光スポットらしく、ものすごく広い駐車場があり、お土産屋が並ぶエリアがある。シーズンオフだからか、午前中だからなのか、あまり観光客はいなく、土産売りの人たちも結構だらだらとしている。自転車を停めるとお金を要求された。駐輪代ということなのか。カギを掛けようとすると、「大丈夫大丈夫」というので、「そうなの?」と思ったけど、言うとおりにする。どうやら見張り代ということらしかった。
妹は短パンだったので、入り口で渡された青い布を腰に巻いて、階段を降りていく。ゴア・ガジャは第2次世界大戦後に発見された遺跡で、石窟寺院や沐浴場がある。ゴア・ガジャという名前は「象の洞窟」という意味らしい。お祭りの準備をしている人がいた。
お金を払って長い階段を降りていきながら、寺院の全体が見渡せる。下まで行くと、「案内スル?」とガイドの人が寄ってきたが、断るともうそれ以上寄ってこない。
すごい形相の顔面のレリーフの口部分が入り口になっている石窟寺院の中は、入ると真っ暗で、手探りで進んでいくと奥の方が広い空間になっており、左右に石像が奉られていて、そこだけほんのりと明るい。ガイドブックによると、左側奥がガネーシャ神、右側奥が3体の男根で、それはそれぞれヒンドゥーの3大神、シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマを表しているのだそう。重たい空気が篭っていて、あまり居心地のよくない感じ。すぐに出てしまった。
こういうところより、ウブドの街中の寺院のほうが好きだなと思う。どうやら石窟という場所が苦手みたいだ。
6人の女神が彫られた外の沐浴場は、現在進行形の生活の営みと切り離されてしまっている遺跡という場所ならではの乾いた感じが、独特の美しさを醸し出していた。かつて人間が沐浴をしていた場所には、魚がゆったりと泳いでいる。
自転車駐輪代1000ルピア、拝観料6000ルピア。トイレのチップ1000ルピア。
自転車はきちんとそこにそのままあった。

「さあ、帰り道は少なくとももう道に迷うことはない」と無理やり元気を出して来た道を戻る途中、ガイドブックに乗っていた地元の人が行く食堂「ワルン・トゥグス」に寄って、少し早めの昼ごはん。滞在中、一度は地元の人が行くような店でも食事をしたかったので。
入るなり、「ナシチャンプル?」と聞かれる。メニューがそれしかないのか、ガイドブックに「ナシチャンプルが絶品」と載っているので日本人がそれ目当てで来ているからか、どっちだろう。
店の奥には民家の中庭を使った静かな席があり、排気ガスも届かず、ホッとする。
数分と待たずに出てきたバナナの葉に載ったナシチャンプルは、見た目も味も、街中の観光客用レストランで出されるものとは違う、本来はこういうものなんだろうなあというものだった。観光客向けのものはマイルドだけど、こちらは容赦なく辛い。そして具には、「これなんだろうね」というものがいくつか・・・。
飲物に頼んだオレンジジュースが、ちょっと薬っぽいような、変な味がした。
二人で22000ルピア。激安。ウブドの街中の店とは味も値段も、成り立ちが違うわけだ。

ウブドの中心地近くになると店が増えてきて、賑わってくる。
休憩も兼ねて、通りがかった大きめの土産物屋に立ち寄ると、自転車を停めているところへ物乞いのお爺さんが寄ってきて、お金をせびられる。店の人が出てきて幾らかお爺さんに渡すといなくなった。
ここはどうやら観光ツアーに組み込まれるタイプの店らしく、特に馴れ馴れしい店員がいて付いて回ってくる。妙な日本語で寄ってこられるのは、英語やバリニーズで来られるのよりも、余計に鬱陶しいものだ。とりあえずアタの小物をいくつか見繕って退散。合計6万ルピア。
去り際に、「アオキサヤカ! バイバイキーン!」と叫んでいた。ああいうのを教える日本人がいるんだなあ。

喉が渇いたのと排気ガスから逃れたいのとで、「クブク・レストラン」という店で休憩。奥の方にはヴィラもあるみたいだった。高床式のテラス席に座ると、目の前は庭の向こうに広がる田園風景。
アイスコーヒーとレモングラスティー(これはうまかった)、バナナパンケーキを二人で分け合う。合計31000ルピア。
お母さんと娘2人で切り盛りしているらしく、注文したものが出てくるのにものすごく時間がかかったが、吹き抜ける風があまりにも気持ちよく、気持ちが開放されていく感じがして、待たされても苛々しない。
道路は排気ガスが苦しくても、一歩奥まれば、景色も風もこんなに気持ちがいいのだ。日本と比べてどうだとか、同じ尺度で比べる意味はない。

モンキー・フォレストへ。
自転車で入ってもいいかと聞いたら、押して歩けばOKとのこと。入場料は、一人10000ルピア。
本当に猿がいた。こちらの猿は、ニホンザルに比べてかなり小さくて華奢。赤ちゃん猿なんて、リスくらい。
猿の仕草は、いくら見ていても飽きない。実に器用に手先を使う。
自転車を押しているので、階段で降りていくセンター部分や寺院はスルー。
南側の出口から出て、予定では明日歩くことにしていた「歩き方」推奨の散歩コースを自転車で回ることにする。
この、モンキーフォレストの南口から続く道がよかった。ウブドの高級住宅街なのかな?と勝手に想像したが、花が咲き乱れる落ち着いた集落。交通量も少なくて、やっとサイクリングが楽しめた。
その後またしばらく交通量の多い道を走る。ニュー・クニンという彫刻の村ということで、沿道にはアトリエや石像の店が並ぶ。
そして、曲がってウブドの中心地に向かう道に入ると(ここでも一回曲がるポイントを逃してかなり行き過ぎた。ガイドブックの道案内にある目印が、結局は存在していなかったため)、そこからがこのサイクリングコースのハイライト。
この道の左右に広がる田園風景は、それはもう!素晴らしかった。交通量も少なく、道の舗装もきれいで、体に受ける風が最高に気持ちいい。二人して景色に感動しながら、しかし、風を切って突っ切るのがあまりに気持ちよく、その素晴らしい風景を写真に取り損ねてしまって悔やんでいます。本当に、このコースは景色がよかった。最後の方に続く登り坂は相当に苦しかったけど。

ただ。
ガイドブック(「歩き方」)には散歩コース(所要時間3時間)とありますが、歩くのはちょっときついだろう。というか、まず無理。
やろうとしてたけど、本当にやめといてよかったと思う。
距離の長さはもちろん、かなりアップダウンが激しい箇所もあり、交通量の多いところも通らねばならず排気ガスをまともに浴びることになり、よほどの物好きでない限り、限られた滞在時間の中で取り入れるには、ちょっと割が合わない。
一番いいのはやはり、バイクなのかなと。車だと風を感じられないから。
そして、自転車やバイクに乗る場合はマスク&帽子&サングラス必須です。

ウブドの街中に戻り、カフェで休憩するほどの時間はなかったので、MUMBULSアイスという店で、アイスを食べる。ラムレーズンはどろどろでダメといわれたので、薦められて味見させてもらったら美味しかったので、ジャック・フルーツ。あとでドリアンだと知ったが、そのときはマンゴーだと勘違い。
妹はチョコレート。二人で20700ルピア。
どうなることかと思ったけど、ぴったり15:00にホテルに戻った。
プールに入ることはおろかシャワーを浴びる時間もなかったが、一息ついて、本日のメイン・イベント。ウルワトゥ寺院でサンセット&ケチャダンス鑑賞ツアーへ。
(続く)

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2011.06.06 Monday

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