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2011.06.06 Monday

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2006.03.25 Saturday

話題作

今朝のフルーツ:キウイ、でこぽんのような柑橘類
今朝の体重:50キロジャスト
夜の体重:50.8キロ

レイトショーで、「ブロークバック・マウンテン」を観る。
アカデミー作品賞を獲る出来ではあるが、題材がゲイを扱っているから難しい云々と話題になっていた作品。結局作品賞は逃したけど、評判がいいのと、ジェイク・ギレンホールが割と好きだったので観てみた。

ゲイ映画、という括り方は確かにあるだろうけど、単なるゲイの恋愛というよりも、男同士の友情がものすごく強くなってもはや普通の友情という概念ではおさまりきらなくなった、究極の絆。とでもいうべきか。
山の中で、あるとき二人は関係をもつわけだけど、それも、握手やハグといった当たり前のスキンシップの延長線上にあったような、自然な流れに思えた。いや、本当はよくわからないけど。
相手が男であれ女であれ、ただ強烈に惹かれ合う人2人の人間がいて、2人でいるときは、それはそれは満たされて幸せ。でもそこには、時代や文化、秘密にしなければならない状況や、お互いの結婚や生活といった諸々の現実があり、苦しむ時間の方が圧倒的に大きい。突然の別れがくるまでの、約20年を、圧倒的に雄大なブロークバック・マウンテンの自然を背景に綴った映画。

女でヘテロな私には、「そうなのか」「そういうものなのかな」と、いろいろと興味深かったです。
ジャック(ギレンホール)とイニス(H・レジャー)2人にとって最高に幸せだった山の日々が終わって、会わない4年間の間に、お互いに結婚して子供も生まれる。
単純に考えると、「俺というものがありながら女と結婚するなんて!」と腹が立つなり絶望するなりするのじゃないか?と思うが、2人にとってお互いの結婚生活は意に介すほどのものではないみたい。まあ、自分も結婚しておきながら相手に怒るわけもいかないだろうけど、女とのあれこれというのはいわゆる嫉妬の対象ではない。それが2人にとっての障害になるという意味において、好ましくないだけで。
一方、会えないことに耐えかねたジャックがメキシコで、男娼?と一夜を過ごしたことを知ったイニスは、烈火のごとく怒る。
彼らにとっては、男だけが純粋な意味での嫉妬の対象になる。

女の立場として印象深かったのは、イニスの妻。
2人が熱烈に抱き合いキスしているところを目撃してしまうが、とても口には出せなくて、夫のいないところでは泣き、思い悩む。
彼女が「生活が苦しいから、子供はもう生めない。ちゃんと避妊してくれないと心配だ」と言うと、イニスは、「俺の子供が欲しくない女とは寝ない」と言う。ジャックは愛してるからいつでも寝たい、でも妻とは子作りのためにしか寝ないってこと?
真実を知っている彼女は、これでもう最終的に見切りをつけたんだろう。

ブロークバック・マウンテンの雄大さは、スクリーンで見る価値あり。
それから、関係性の名前が何であれ(恋愛・友情・家族愛等々)、強く結ばれた人間同士の絆は、何ものにも代えがたいということ。関係性というのは机上では類型化できるけど、実際にはすべて固有のものなんだなあ。と改めて思った次第。
2011.06.06 Monday

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コメント
akaboshiさん、コメントとTBどうもありがとうございます。
今日の今までコメントに気がつかず、大変失礼しました。
「関係性というのは社会通念に関係なく、人それぞれ自由であっていい」
私もそう思います。
関係性のかたちは、便宜的には名前をつけて意味をもたせることはできるけど、本当は客観的にはもちろん、主観的にも固定できるものではない。
だから、どうやって人と関係を築いていくか、その過程こそがすべてで、一番大事なんだなあと。
  • hoho
  • 2006.04.01 Saturday 02:31
はじめまして。
この映画の感想として、すごく素敵な文章だと思ったのでコメントとTBをさせていただきます。
「女とのあれこれというのはいわゆる嫉妬の対象ではない。それが2人にとっての障害になるという意味において、好ましくないだけで。」
↑この部分、鋭いですね。
僕はゲイなのですが、「ゲイである自分のことを自覚しながらも」実際に結婚している人の話は、よく聞きます。
よく思うのですが、「性的な結びつき」だけが「パートナー」の条件ではないし、関係性というのは社会通念に関係なく、人それぞれ自由であっていいと思います。

愛情って移ろい行くし、手に入れたらその途端に変わり行くものかもしれない。
だからこの映画の男2人の場合、「容易には結ばれない」からこそ、ずっと熱くありつづけたのかもしれないとも思いました。



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